もう、教えてもらうことはできないが、先月まで、私はThydaからクメール語を教えてもらっていた。発音、文字、会話を中心に、みっちりと毎日2時間、必ず宿題が出て、次の日にテストがあった。なんだか学校の授業さながらの様相であった。まあ、厳しくやってもらったおかげで、以前よりは、少しだけ上達できたような気がする。(続けてやらないと、すぐ忘れてしまい、今はもうだめだ。)
授業が終わると、Tが作ってくれたクメール料理を食べさせてもらうこともしばしばであった。なので、いつもとても楽しく、勉強をすることができた。
ただ、その授業でひとつだけ困っていたことがある。それは、Tの日本語「は」と「へ」の発音がとても近いことだ。俺が、スペルを間違えて、反対に書いてしまったとき、その際、Tはいつも
「アナタハ、ヘンタイデス。」
と、注意するのである。どうやら、Tは
「アナタハ、ハンタイデス。(あなたの書いた文字は、反対になっています。)」
と言いたいようだ。その様な発音の問題はよくあることだし、たぶん、Tは変態の意味を知らないであろう。でも、その事がわかっていても、俺はそれを聞くたびに、
「!?」
と、ちょっとショックを受けてしまう。まじめな人間に、そんことを言われると、なんだか悲しい。
まあ、何はとわあれ、授業については、とても教え方が上手で、Tは先生に向いているかもしれない。そんなTも、出産の為に、今月4日にカンボジアへ帰国してしまい、もう会うことはできない。もし、将来俺がクメール語を本当にしゃべれるようになったら、それは最初に教えてくれたTのおかげかもしれない。
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2 comments:
うけるね。Tは '変態' 知らないと思う。引き続き, 215 に教えてもらったらどうだ。Tがいなければ、party も減るだろうね。
partyで、あの美味しいカンボジア料理が食べられなくなるなんて・・・残念!
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