Sep 21, 2012

無犯罪証明書

本日、カンボジア国籍の女性との婚姻手続きに必要な書類「無犯罪証明書」の発給手続きの為、千葉県警察本部へ指紋採取に行ってきた。採取に要する時間は、10分程度で終わった。
最初に、外務省に書類を郵送してから3週間目にやっと連絡がきて、その1週間後の今日、やっと前に進むことができた。受け取りは、1週間後以降だそうだ。つまり、ちょうど2ヶ月かかる。

家から、千葉県警察本部鑑識課のある千葉みなと駅まで約1時間もかかる。鑑識課が入っているのは、港湾の広々とした区画に配された合同庁舎で、周囲は特に何もなく、駅から歩いていくうちに、この殺風景さに、辟易した。受付を済ませて、2階へ上がると、すぐに、対応の女性が待っていてくれた。「どうぞ、こちらへ。」と、わざわざ、3mほどを案内される。どうやら、受付から連絡を受けていたようだ。指紋認証係の部屋に入ると、「パスポート」と住所が確認できる書類として「運転免許書」、そして、発給のための根拠書類を提出した。それらはコピーしてもらい、すぐに返却してもらった。指紋採取は、パソコンと採取用のスキャナーが一体となった専用の機械を使うようだ。だが、起動システムが調子悪いらしく、マニュアルをみながら手こずっていた。「ちょっと、壊れているので。」と。どうやら、あまり、利用しないようだ。
その間に、明確に採取するためのクリームを指・手のひら全体に塗った。起動すると、すぐに、採取に入左手から始められた。まず、親指以外の4本、次に親指を上から押さえつけて、スキャンした。同様に、右手も行った。さらに今度は、各指を回転させながら、爪の部分以外の指先の指紋を平面上に読み取っていった。これは、「インダス文明で用いられた印象を粘土板上に押し付けるやり方と、同じ手法だ」と思った。この作業も左手から行われ、指を転がしやすいように、外から内へ、親指だけはその逆で行われた。俺は、指に力を入れないようにして、操られままだった。確かに、手の構造上、指の回転は、外から内のほうが柔軟に動く。
それが、終わると、「手を洗ってください。」と言われて、すぐ隣にある洗面台を利用した。待っている間、なぜ、部屋の入り口脇に、水道があるのか疑問だったのだが、建築平面計画の段階で、利用方法をちゃんと考えいてたのだと思った。
以上、作業自体は10分、その他入れて、20分で終わった。証明書は、1週間後以降から受け取れるらしい。また、平日に来なければならない。仕事を休み、往復3時間もかけなければならなんて、不便でたまらない。

No comments: